メモリーカードの種類

SDメモリーカード

SDメモリーカードはマルチメディアカード(MMC)に近い形状を持っており、SDメモリーカード用スロットは物理的にMMCも挿入可能な上位互換を持ちます。そのため、SDメモリーカードを使用している機器では、マルチメディアカードも利用できることが多いです。

一般的に市販されているSDメモリーカードの最大容量は2GB。 これは、SDメモリーカードでの事実上の標準的なファイルフォーマットとしてFAT16が用いられ、その規格上の最大ボリュームサイズが2GBに制約されているためです。

SDメモリーカードは、扱いやすい大きさや形状、側面の誤消去防止用のプロテクトスイッチ、SD Music Initiative(Secure Digital Music Initiative, SDMI)準拠の著作権保護機能など、家電などにおける幅広い用途を直接意識してそれを生かした機能が特徴です。これはソニーなどが推進するメモリースティック(1997年7月17日発表)と直接競合するものでした。

miniSDカード

miniSDカード(ミニエスディーカード)は、SDメモリーカードの小型版で、端子が2ピン多く、 11ピンとなっています。

SDメモリーカードとは電気的に互換性があり、端子の変換のみの簡易な構造のアダプタに装着することでSDメモリーカードとしても利用できるため、実際に販売されているminiSDカード製品の多くは、アダプタを同梱されています。

特に日本では、携帯電話端末向けに市場が拡大し、2006年には一時、SDメモリーカードの売り上げの半分以上がこのminiSDが占めるほどに成長しています。

microSDカード

microSDアダプタの内部構造、端子を変換するだけの非常にシンプルな構造です。

microSDカード(マイクロエスディーカード)は、SDアソシエーションにより2005年7月に承認された、フラッシュメモリ型電子メディアです。サンディスクが2004年2月に開発したトランスフラッシュ(TransFlash)の仕様を引き継いだもので、メディアそのものは同じ機能を有します。

外形寸法は横11mm×縦15mmそして厚さわずか1mmと、SDメモリーカードの1/4程度。汎用品として使われているリムーバブルメディアの中で最小です。miniSDの場合と同様に、SDメモリーカードとは電気的に互換性があり、microSDカードを変換アダプタに装着することによって、SDメモリーカードやminiSDカードとして利用することができる利便性があります。

入れ子のように、次々にアダプターに差し込むと、理論上は、microSDカードをPCカードサイズまで、5段階に変形することができることとなります。ただし、現実的ではありません。

また、国内の外部メモリー対応携帯電話にてほぼ、全社全機種に使うことができます。

SDHCメモリーカード

旧来のSDメモリーカードはFAT32に未対応で、規格上の最大容量は2GB。

しかし、デジタルカメラの動画撮影機能の充実など、データの大容量化が進み、ストレージの上限が2GBでは足りないということも。

そこで2006年にSDメモリーカードをFAT32に対応させると同時に、動画撮影などに対応するために最低保証転送速度を規定したクラス分けを行ったSDHC(SD High Capacity)という仕様が登場しました。これにより規格上、このメモリーカードは、最大32GBまでの大容量化が実現します。

物理的な寸法はSDメモリーカードと同じで、上位互換性を保持、SDHC対応機器でSDメモリーカードを扱うことができます。逆に下位互換性はなく、旧来のSD対応機器でSDHCメモリーカードを扱うことはできません。

ただし近年に発売されているデジタルカメラ、メモリーカードリーダー、パソコンであればファームウェアのアップデートによって、SDHCメモリーカードに対応可能となる機器があります。

転送速度は、最大で48Mbpsの高速な最低保証転送が可能で、これによってプロが使うビデオカメラ、デジタルカメラなどにも対応できるとされています。また、HDデジタルビデオカメラ用の規格としてAVCHDが策定されているので、これをSDHCで保存するための互換性があります。

SDHCメモリーカードはファイルシステムとしてFAT32を採用していたため、規格上の最大容量は32GBとなっていました。しかし、デジタルカメラの1000万画素以上の高画素化やHD動画撮影機能の登場によって、更なる大容量化が求められるように。そこで、ファイルシステムにexFATを採用するとともに、転送速度の高速化を図ったSDXC(SD eXtended Capacity)という仕様が2009年に登場しています。

SDXCメモリーカード

SDHCメモリーカードはファイルシステムとしてFAT32を採用していたため、規格上の最大容量は32GBとなっていた。

しかし、デジタルカメラの1000万画素以上の高画素化やHD動画撮影機能の登場によって、更なる大容量化が求められるようになった。そこで、ファイルシステムにexFATを採用するとともに、転送速度の高速化を図ったSDXC(SD eXtended Capacity)という仕様が2009年に策定されました。

物理的な寸法は旧来のSDメモリーカード規格と同一で、上位互換性を保持しており、SDXC対応機器でSD/SDHCメモリーカードを扱うことができるが、SDXCではminiSDは用意されずSDXCとmicroSDXCの2種類になる(miniSDXCの規格自体は仕様書に存在しているが、マーケティング上現実的でないという理由から省かれている)。

旧来のSDHC対応機器でSDXCメモリーカードをFAT32でフォーマットし使用する事も可能だが、その場合は64GB以上のSDXCメモリーカードであっても利用できる上限容量は32GBとなっています。

なお、2009年1月現在の所、exFATを扱えるのはMicrosoft Windows XP SP2以降(更新プログラム(KB955704)適用)、 Microsoft Windows Vista SP1以降のWindows OS、またはWindows Embedded CE 6.0に限られ、PCやモバイル環境によっては利用できません。

2009年1月現在、Linux系、Mac OS X等のサポートに関しては、Microsoftからの発表はありません。

CES 2009 News release DS Assosiation においてもSDXCメモリーカードに関する概説のみが発表されており、サポートOS、周辺機器などに関する記述は無い。なお、Linuxにおいては、現在有志がLinux Kernel Mailing Listにおいて、exFATの読み取りを可能にするパッチの開発を行っています。SDXCメモリーカードにおける規格上の最大容量は2TB(2048GB)となっています。

また、転送速度は2009年内の製品では最大で104MB/sの実装予定となっているが、ロードマップ上では将来的に最大300MB/sの高速な転送を可能にするとしている。

SDHCとEmbedded SD、SDIOにおいても転送速度の高速化の規格と技術は採用される予定です。

SDXCメモリーカード

SDXCメモリーカードにおける規格上の最大容量は2TB(2048GB)です。

また、転送速度は2009年内の製品では最大で104MB/sの実装予定となっていますが、将来的に最大300MB/sの高速な転送を可能にするとしている。SDHCとEmbedded SD、SDIOにおいても転送速度の高速化の規格と技術は採用される予定とのことです。