DVDの特徴

厚さ0.6mm、直径12cmのポリカーボネート製の円板を2枚貼り合わせたもので、CD(コンパクトディスク)と同サイズでかつ、記録形式も同様ながらも、映像などの大量のデジタル情報を記録できるうえ、強度も優れているメディアです。読み取りには650nmの赤色レーザーを使用しています。

映画などの映像としての形式、DVD-Videoだけでなくパソコンデータの記録媒体としても使用されています。

またそれらのメディアを再生するDVDプレーヤーやDVD-ROMドライブは、CD-DAやCD-ROMの再生にも対応でき、そのハード1台あれば、ご家庭でもDVDで映像を、CDで音楽を楽しむことが可能となります。

一般家庭用のDVDプレーヤーの販売は1996年からスタートしています。5年後の2001年12月には、DVDプレーヤーの国内出荷台数がVTRを上回るほどの売れ行きでした。

パソコンデータ書き込み用のメディアとしても、光学メディアの中心はCDよりもDVDを用いる機会も増えつつありますが、オーディオ分野では大きく普及していません。(2009年9月現在)

DVDはVTRと比較すると、メディアの製造コストが抑えられるとのことで、取扱いも容易です。このため映像を取り扱う企業ではDVD(映画などの市販DVD)を主力商品としており、業界の流れを一変させています。

DVDの規格には、ディスクの物理構造による違いと、データの書き込み方の形式(論理フォーマット)による違いがあり多様化しています。

記録型DVD規格として、DVD-R(1回だけ書き込み可能)とDVD-RW、DVD-RAM(複数回の書き込みが可能)が「DVDフォーラム」によって制定されている。これに対抗するものとして、「DVD+RWアライアンス」の策定したDVD+RやDVD+RWがあります。つまり、規格制定のイニシアチブが単独ではなく複数の団体によって定めれたため、追記の可否だけでなく、様々な規格のDVDが誕生していることになるのです。

VHSビデオより安価で、扱いやすく、記録したデータのクオリティも維持が簡便で万能なメディアというイメージがあるDVDですが、一方で記録型DVDについて、一部海外メーカーのものに品質に重大な課題があるとも言われています。具体的には、プレーヤーで動画の再生時にブロックノイズが入る、指示もないのに再生が急に止まる、保存したデータが消える、ドライブやレコーダが故障することによって耐久年数が低下するといった問題が起こることがあるようです。

しかし、国内ブランドでも海外製メディアを採用して販売することがあるため、ドライブの性能や互換性によって書き込み品質が下がることもあります。このため必ず国産メディアを使えば大丈夫、ことではないようです。

また、発売当初は100年程度もつといわれていた書き込みメディア耐久性ですが、これはあくまで、類似した環境下における加速試験結果のため、現実には数年程度でデータが消えてしまうという、劣悪なディスクも存在することは確かです。

ただ、すべての品質が悪いのではないのです。DVDディスクを長持ちさせるためには、紫外線の当たる場所や高温多湿な場所を避けて保存しておくこと、ディスクが傷がつくと読み込みに不具合が生じるため、扱い方にも注意を払いたいところです。